(2) 活動体制
① 通常時
通常時は、災害に備えての体制づくりや設備備品の準備、訓練などを実施します。下表の内容で三本松地区活性化協議会を中心に役割分担を行い、災害に備えて行きます。毎年、三本松地区活性化協議会の理事、役員が決まった時点で、訓練・研修を行なっていきます。
② 発災時
・大規模地震・津波発災時の避難所は大内公民館と隣接する大内社会福祉センターとします。避難者数が多い場合には、三本松高校旧体育館、次いで、三本松高校新体育館を使用します。
・災害対策本部は大内公民館に置きます。大内公民館周辺は山の手にあり、この辺りは地盤が固く津波も来ないので、避難所、対策本部の場所としても最適と考えます。
・大規模地震、津波が発生した場合、三本松の海側の地区は地盤が砂地で液状化が起こりやすく、津波の可能性もあり、この地区の住民の方はできるだけ速やかに南の山の手に避難を開始します。山の手の地区は地盤が固く高台にあり、被害は少ないと考えられるので、この地区の住民の方は避難所運営に当たります。被害の状況を判断して支援をお願いします。
・避難所に集まってきた人は、活性化協議会の防災倉庫を開け、準備している避難所運営等の資料を取り出します。基本的にこの資料に従って今後の作業を実施します。
・最初に、この資料の「すぐにやること」に従い、避難所運営のリーダを決めます。
・リーダーになった方は、避難所運営マニュアルを取出し、これに従って、まず 3 つの作業チーム(安全確認チーム、受付準備チーム、区割りチーム)のチームリーダーを決めます。次いで、チームが担当する作業カードを渡し、作業を指示します。最初の作業は、避難所の安全確認と避難所開設の準備作業です。但し、当面は、次項の表のように作業担当者を事前に割り振って置き、防災訓練等で経験を積んでいくことにします。
・集まってくる避難者には、避難所の前で待機し、中に勝手に入らないように指示します。
・コロナ感染症の恐れがある場合は、感染症対策を優先して実施し作業に当たります。
・安全確認、避難所開設の作業以降は、38貢(10)避難所の管理・運営、及び、別刷りの避難所運営マニュアルを参照します。
・大規模地震・津波発生の災害が起こった場合は電話やスマホの使用はできなくなる可能性があります。避難所における情報共有のため、簡易無線機(デジタルトランシーバー)を大内公民館の本部・初期対応チーム長(総括チーム)と 8 つのチーム長(安全確認チーム、受付準備チーム、区割りチーム、トイレチーム、食糧物資チーム、ペットチーム、要配慮者チーム、救護チーム、及び、三本松高校の避難所チーム)に各 1台、計 10 台を緊急時用に配布し、各チームの状況報告、問合せ等、本部との意思疎通を図ります。