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6 資料の作成

1. コミュニティ協定の津波一時避難場所評価

津波一時避難場所として下記の建物および避難場所を選定し、評価した。

(1) 津波一時避難場所

① 建物

・東讃ハイツ

・三本松体育館

・ひとの駅さんぼんまつ(建物)

② 避難場所

・西町防火水槽

・(株)クロダ駐車場

・米田さん踏切北駐車場

・南新町駐車場

・商工会館跡地

・ひとの駅さんぼんまつ(広場)

(2) 評価方法

下記の諸条件をもとに住民避難に必要な留意点につき評価表で判定した。

・管理条件;迅速な避難所開設が可能な体制ほか

・構造条件;建築年次、構造区分、階層、避難上有効なスペースほか

・立地条件;地震時の液状化危険度、津波危険度、各種災害への適正、実績ほか

(3) 評価結果

次項には東讃ハイツの結果を掲載しています。

他は、東讃ハイツも含め、別紙を参照ください。

これらはいずれも一時避難場所として合格したので、所有者と協定書を結んで、災害発生時の一時避難場所として利用していきます。


2. 自治会別自然災害等の特性評価

(1)概要

評価項目と評価基準値を下記のように設定し、三本松地区の 21 の自治会ごとに評価した。

自治会の中に一部でもリスクの要因があれば大きい方を採用した。

(2)評価項目と評価方法

Ⅰ、震度

香川県震度分布図(南海トラフ地震の最大クラスの地震)から自治会別に震度を想定し、震度 7 と 6 強を 0、震度 6 弱を 1 とした。

Ⅱ、液状化

香川県液状化危険度予測図(南海トラフ地震の最大クラスの地震)から自治会別に液状化危険度を想定し、危険度 A を 0、危険度 B,C を 1、危険度 D を 0 とした。

Ⅲ、津波

国土地理院の地図から標高を確認し、南海トラフ地震の最大クラスの地震で予想されている三本松地区の津波高さ 2.5m より低い標高 2.5m以下を 0、2.5m~3.5m を 1、標高 3.5m以上を 2 とした、なお、JR 線より南側はいずれも 2 とした。

Ⅳ、ため池堤防決壊

東かがわ市のため池ハザードマップ(大内地区③)、ため池浸水想定区域図から、木造家屋倒壊危険区域を 0,浸水区域 1、浸水無しを 2 とした。

Ⅴ、宅地造成の高盛土

国土地理院の地形分類(自然地形、人口地形)図から、高盛り土の地区を 0、中盛り土を1、盛り土無しを 0 とした。

三本松地区は山地の北端(概ね国道 11 号線)と砂州の南端(概ね JR 線の北側)の間及び JR 三本松駅北側の古川沿いは盛り土地となっているが、宅地造成の高盛り土ではないと考え、0 とした。

Ⅵ、土砂災害

香川県の土砂災害警報区域指定区域図等の東かがわ市土砂災害危険個所(旧大内町③)の特別警戒区域を 0、警戒区域を 1、何もなしを 0 とした。

(前山団地南山沿いの評価?)Ⅶ、平成16年台風23号による浸水実績最近浸水被害の大きかった平成16年台風23号での浸水実績をもとに、浸水水深 1m以上を 0,同 0~1mを 1、浸水無しを 2 とした。

(3)自治会別自然災害等の特性評価結果

大町 1 区を次項に示しました。

三本松の全地区の結果は別紙(自治会別自然災害等の特性評価結果)に掲載しています。

住民の皆さんへ!

自宅が所属する自治会名の評価結果を確認してください。

評価図の線が外側に沿えば自然災害対して安全となります。

評価結果が違う場合は三本松地区活性化協議会までお知らせください。

これは一つの目安です。

実際の災害時には注意して下さい。


3.地域の危険な場所チェックリスト

後記

三本松地区防災計画の作成について

令和 3 年 4 月から防災事業部会を中心に三本松地区防災計画策定検討委員会を立上げ、順次、東かがわ市と香川県防災士会東讃支部にも応援を頂き、防災部会のメンバーも増員しながら、前年度から作成を継続している避難所運営マニュアルの更新と新たに防災マップと三本松地区コミュニティ継続計画の作成を開始した。

令和 3 年度で 6 回の防災事業部会と 30 回の検討委員会等を持ち、令和 4 年3 月末に、コミュニティ継続計画、防災マップ、避難所運営マニュアルからなる三本松地区防災計画を完成できた。

三本松地区防災計画策定検討委員会メンバー

三本松地区活性化協議会防災事業部会

田中好

松村淳一郎

小松巧

米田委用

平尾千恵子

狩野直喜

東かがわ市危機管理課

香川県防災士会東讃支部

令和4年3月 24 日