配色 | 地形分類 | 土地の成り立ち | 地形から見た自然災害リスク。一般的な自然災害リスクであり、個別の場所のリスクを示しているものではありません。 |
| 山地 | 尾根や谷からなる土地や、比較的斜面の急な土地。山がちな古い段丘崖の斜面や火山地を含む。 | 大雨や地震により、崖崩れや土石流、地すべりなどの土砂災害のリスクがある。 |
| 氾濫平野 | 起伏が小さく、低くて平坦な土地。洪水で運ばれた砂や泥などが河川周辺に堆積したり、過去の海底が干上がったりしてできる。 | 河川の氾濫に注意。地盤は海岸に近いほど軟弱で、地震の際にやや揺れやすい。液状化のリスクがある。沿岸部では高潮に注意。 |
| 切土地 | 山地、台地の縁などの斜面を切取りにより造成した土地。切取り斜面によっては、大雨や地震により斜面崩壊のリスクがある。地盤は一般的に良好。 | 切取り斜面によっては、大雨や地震により斜面崩壊のリスクがある。地盤は一般的に良好。 |
| 盛土地・埋立地 | 周囲の地表より高く盛土した土地や、海水面などの水部に土砂を投入して陸地にしたり、谷のような凹地を埋め立てて造成した土地。 | 高さが十分でない場合には浸水のリスクがある。山地や台地では降雨・地震により地盤崩壊のリスクがある。低地では液状化のリスクがあり、海や湖沼・河川を埋め立てた場所では特に注意。 |
| 高い盛土地 | 周辺よりも約2m以上盛土した造成地。主に海水面などの水部に土砂を投入して陸地にしたり、谷のような凹地を埋め立てて造成した土地。 | 海や湖沼、河川を埋め立てた場所では、強い地震の際に液状化のリスクがある。山間部の谷を埋め立てた造成地では、大雨や地震により地盤崩壊のリスクがある。 |
| 砂州・砂丘 | 主に現在や昔の海岸・湖岸・河岸沿いにあり、周囲よりわずかに高い土地。波によって打ち上げられた砂や礫、風によって運ばれた砂が堆積することでできる。 | 通常の洪水では浸水を免れることが多い。縁辺部では強い地震によって液状化しやすい。 |
| 自然堤防 | 現在や昔の河川に沿って細長く分布し、周囲より0.5~数メートル高い土地。河川が氾濫した場所に土砂が堆積してできる。 | 洪水に対しては比較的安全だが、大規模な洪水では浸水することがある。縁辺部では液状化のリスクがある。 |