2024年11月23日(土)午後6時半
皆さんにお知らせします。写真撮影とか結構なんですけども、動画を撮ってそれをネットに載せるというとことは、すいません、ご遠慮いただきたいということです。あとは何を撮ってもらってもかまいません。よろしいでしょうか、先生それでいいですね。
あと携帯電話の電源というかマナーモードにしていただければと思っておりますよろしくお願いします。
それでは6時半になりましたので今から「自然災害と南海トラフを考える」というテーマで三本松地区活性化協議会の防災事業部会を主催として、講演会を始めたいと思います。
簡単に先生のご紹介をしておきます。清川先生、東かがわ市の旧白鳥町の福栄の御出身で、三本松高校です。今、九州大学で教授をされております。
詳細な自己紹介ということで、先生の方にお任せしたいと思いますので、それではよろしくお願いいたします。はい。
みなさんこんばんは。
この前のやつ(照明) を消してもらえますかね。
僕は清川と申しまして、福栄から来ています。
三本松はいつもいっぱい人がいて、すごいとこやなと。三本松に買い物に来るのが非常に楽しみだったわけですね。
もう一つ、今でも覚えているのは、小学校に上がるか上がらないくらいの時に、三本松の駅越えたところに商店街があって、アーケード街があったよね。みなさん覚えてます? そこに映画館があったんですよ。
あ、ありましたよね?
今どうなったのかよくわからないんだけど、そこで、僕は長嶋茂雄の、さよならなんとかを見たんですよ。それがそこの映画館で見た記憶ですね。長嶋茂雄ってそんな時に引退したのかな、と思ったんですけど、昭和50年ですか?
僕はですね、福栄ってめっちゃ田舎ですから、最近ちょっと三本松、元気がなさそうな気がします。
だけどやっぱり、こうやって なんか こんなに人が集まってくるので素晴らしいなと思っている次第でございます。
で、まあ今日はですね、えーっと、この自然災害の話をちょっとやってください。
僕は地質学科を出てて世界中いろんなところに行って地質調査をしてるんですけども、その一環として自然災害、いろんなところで自然災害になるし日本が今非常に困っているのは人口減少ですよね。これがやっぱりすごいことになっていると。そういうのもちょっと今日話させてもらいたいかなと思っています。
で、なんで三本松は、南海トラフが安全なのか安全じゃないのかっていうのもちょっと見たら、安全じゃないということがわかりますから、それをちょっとだけお伝えしたいかなというふうに思っています。
それから今日は、時間がもしあったら、この一番下の地方創生ちょっと目指してまして、で、東かがわ市っていうのは、世界的に香川県で一番最初に要は過疎認定を受けた町というか市なんですよね。
徳島や高知はほとんどピンク色になっていて全部過疎、高知市と南国市くらいしか人は集まっていないんだけど香川県は人口密度が非常に高いんですよね。だけど小豆島とか満濃とか東かがわはもう過疎に入ってしまう。そこが過疎前線といっているんですけれども、そういうところで我々はどういう風にしていかなきゃいけないのかということも時間があったらやりますけど、多分ないかなと思って。
でもそういう風なこともちょっと頭に入れて、いろいろ実は活動してます。今日も子どもたちを集めて、山登ってみんなで地形を見てとかっていう、そういうような講師もやりました。あんまり浸透してないんですよ。もっといっぱい来て、大学の先生とか、大学生いっぱい来てて、それでも一人ずつ学生がつくぐらいの手厚い教育をしてるんですけど、みんなあんまり知らないみたいなので、ちょっともうちょっと宣伝したいなと思って、そんな話もちょっとだけ出来たらいいかなと思います。はい。
で、私はですね、えーっと、はい、えーっとね、小学校、福栄小学校1970年、今61歳です。還暦過ぎちゃったんですけども還暦過ぎると体がどんどん動かなくなってきて、もうリタイアなんですけど最近大学は65までいけるんで、もうちょっと頑張らないといけないんですが、そういう意味では大学生とかを連れてくることもできるので、こういうのを田舎にですね20代の人みんなほとんどいなくなってますから。そういう人たちを入れ込んで活性化したいなということをやってます。
三高、就学中から三高の理数科を出て高知大学に行って、その後、筑波大学で大学院というところですね大学院というのは2つあって、修士課程と修士と、ドクター、ドクターですね、博士課程というのがあって、博士課程は海洋研究所というところです。これは新宿のすぐ横にあって、中の奥にあって新宿都庁は段々と建っていくときにちょうどその頃いたんですね。新宿に車で行ってご飯食べて帰るという、すごい楽しい東京生活を10年くらいも送りましたけども、私にはちょっと合わなかった。
その後アメリカに行ったりして帰ってきて、また国立科学博物館とかで仕事をしてて、2001年から九大に来ています。それから20年くらい九大で仕事をしているということです。
なので知り合いの人は、私の同級生とかも多分いらっしゃると思うんで、もしそのくらいの人がいたら言ってください、今日聞いたよって、あいつまだ元気でやってるんだということですね。そんな感じです。
その向こうにはいろいろ書いててね、いろんなところ行ってるんですね。西オーストラリア行ったり、白鳳丸で世界一周の、これは旅行ではありません。調査に行ってるんですね。調査に行ったり、アメリカ、カナダ、キューバー、それから南米も行ってるし、最近はアフリカが結構多くて南アメリカ、ガーナ、エジプトです。
来週からですね、南アフリカで、シンポジウムを企画してて南アフリカに行かなきゃいけないんですけども。そんなことで結構バタバタしてます。
それから、下の方が薩摩硫黄島、それから五島列島ってのがあって、どこか皆さんあんまり知らないですよね。
五島列島、この前、あれですね、朝ドラでありましたよね。凧揚げてるやつね、あそこです。ばらもん凧もどこで凧あげてるかも全部わかります。
それから最近、糸島ですから、僕今糸島に住んでるんで、糸島の映像全部わかるんです。
山の方に家があるんですけども、すぐ出て行ったら海なんですけど、それ多分10キロくらいですね。絶対行けないなと思いながらそれを面白く見てるんですけども、まあそういうやつですね。
ジオパークっていうのは、薩摩硫黄島と五島列島は一生懸命、私の学生さんと一緒に頑張ってやって、2つとも2年くらいでジオパークにしました。そのジオがすごくきちんと残っている場所なんですね。
だからジオパークになるときにはどんなことが重要かっていうのはかなりわかっていると思ってます。まあそういうふうなですね、ジオっては何なんですか、ジオっていうのは、大地のことをジオと言います。
さあそれで、この大地を扱っている私なんですけども、自然災害ですね、これがちょっと自然災害、皆さん怖いなと思っていると思いますけども、異常な自然現象により生じる被害。
この前大雨が降りましたよね、集中豪雨で。白鳥のあたりっていうのは白鳥さんの鳥居が水に浸かって向こうが見えない。湖みたいなのがあったりします。
これは空と陸と海っていう矢印が書いてるんですけどこれは何なのかというと、そっちの方に向かっていくんですね。
暴風豪雨それから大雪が降ったり、洪水、高潮、津波、それから地震とか噴火ですね。こういうのが自然災害ということになります。
でもたまにしか起こらないんですね。たまにしか起こらないので皆さんは、ちょっと最初は気にしてるんですけど、また起こらなかったとか言ってて、今度はまあ今度は違うか、とかっていう。そういうふうな感覚になってきて、いざ能登なんて起こると誰も思ってなかったですよね。そうしたらあんなことになってもう大変なことになってるんですけども、それもいつどこで起こるかわかんないです。日本列島ではね、そういうふうなので、じゃあ、こういうようなことが起こったときに何をやらなきゃいけないかっていうのは知っておいてほしいですね。
で、えーとじゃあ何が何でそんなことが起こるかというと、まあ簡単な話なんですけども、なんかエネルギーが働くんですよ。なんか普通の状態と違うエネルギーがボーンと来た時に我々が対応できないような色んなことが起こり始めるわけですね。で、例えば大雨とか洪水とかってのは普通の雨以上のものがボーンと降ってくるわけです。そうすると普通じゃないので例えば水が流れるときには、大洪水が起こると、それ自身がエネルギーを持ってますから、ワーッと流れていっちゃうんですね。
それから竜巻とか太陽も、これは空気が動いてるわけです。空気を動かす何かシステムが働くわけですね。
これはエネルギーがないと動かないですから、そんなことが起こるわけです。
それで今南海トラフ地震が、高知の人とか非常にピリピリしてますけども、瀬戸内海から挟んでこっちに来るんか、とあんまり、あんまりそんなん来るんか? というぐらいですけども、これは大地が動くんですね、それで海が押し寄せて来る。
なんで海が押し寄せて来るんですか、海はそこでチャパチャパやってるだけじゃないですかと思うんですけども。
この前の東、何だっけ、あ、そうだね、いっぱい、こんだけいっぱい最近あるんですよ、いろいろね、あそこの今、阪神淡路のやつやってますけども、死者が6000人くらいいました。6500人くらい。
大災害っていうのはどういう時に大災害って言うかっていうと人が亡くなる時です。人が亡くならなくて大きな地震が起こっても大災害とは言いません。だって被害がないから。例えばアメリカでサンアドレス断層って言って、6メートル7メートルの巨大断層が動いたことがあります。サンフランシスコとかロサンゼルスは大被害で、一番動いたところは山の中です。牛しかいない。牧場しかないので「被害あったんですか?」って。誰もそんなにありませんって言ったけど、そこに行ったら「火がやばいんですか?」そこに行ったら一番ずれてるのね、断層がですね。
東日本の震災の時はだいたい2万2千人、これは奇跡ですね、これはトレーニングしてたんで、どうにかこうにかこのぐらいで収まったわけです。何もなかってやばかったのは2004年にスマトラ沖地震があって、これは22万人です、もう桁違い。これは何でかって言ったら、スマトラ沖で起こった時に、例えばスリランカとか、その全然違うところで、そんな地震計とかも何もないような人たちが海で仕事してたら、突然波がバゴンッと来たわけですね。なので、ちょっと未開の国の人たちの場所だったわけで、大変なことになったわけです。
我々はそれはもう来るのは分かっているので、どうやったら予防できるかというのは考えた人が回避です。何も考えていないとそれはもうアートですねアトの祭りですね。だからそこのところがどのぐらいそれをこんなことが起こるんだというのは予測ができるかできないかというのを学習している人が大事になってくるわけですね。
で、多分ね、高知とか和歌山とか静岡の小学生とかっていうのは、めちゃくちゃ練習させられてるんですよ。だけど山を越えて香川とか愛媛県にやってくると多分なんもやってないですね。
どうやって逃げるんですかってなんも知らないでしょ。まあ大したことないんだろうぐらいにしか思ってないですけども、だからそうするとそこに遊びに行ったり出張に行ったりそういう時に地震が起こったら県内の人はみんな助かるんですけど、県外から行った人はみんな亡くなると思います。だってどうやって逃げて、どこに行ってるか分かんないですから、何が起こるかも分かんないから、何が起こるかも分かんないから。だからそういうのが非常に気をつけないといけないです。いつ起こるか分かりませんからね。
で、まあ僕は地震が結構、熊本地震とか福岡西方地震とかっていうのが起こったんで、あの地震のあとすぐ行ったんですけども、この辺りですね、この辺りすぐ行ったんですけども、やっぱりとんでもないですね今まで何にもやってないところが揺れたりすると大地が風化してるんですよ。風化してたとえば60年ぐらい放っといたら一瞬風化して泥になる。その中で全部崩れていくもんだから2006年か大雨が降って五名とか福栄もそうですけども土砂崩れしてすごかったことがあるんですけど、これも風化土壌が全部スライディングして滑り落ちてる。だからそういうのは、もうきちんと知っておくと、あそこ滑りそうだなってなると、そこら辺りは注意するんですけども、まあそういうのはあんまり知らない。
それで東日本大震災がすごかったのは映像で何が起こったかが見えたことです。これは何が起こったかって言ったら、どこが海ですかって言ったら、防波堤よりも海の水の方が高いんですよね。なんでこんなことがあっても、えーって。
ここも行ったんですけども、相当大きな船が流されていましたもんね。海の方が陸よりも高くなっちゃったわけです。
この場合この映像もそうですよね。海よりも道路よりも、このドロドロの水が高くなっちゃった。こんなことが起こるわけです。
うちは起こらないです。そこは全然起こらないわけです。ここすぐそこ海ですからね。3メートル来たら全部水没ですよ。めちゃくちゃやばい。
これもそうです。こういうのも、もうええ?という感じで映像で残っているので、これは凄いです。
阪神であると、東日本の前に実は、奥尻島とかでも地震があって津波が来てるんですけど、夜中に起こったので、ふと気がついて朝起きたら、島の半分が全部流されてなくなってるんですよ。でも、何が起こったか誰も見たことないんで、何か分からなく、他の人に伝えたいんでも伝えられなかった。でもこれはもう映像でこんなことが起こりますよって分かってるんで、これが凄いですね。だからこの映像は何回も見るぐらいにしておかないと。見たら気持ちが悪くなる人もいらっしゃるんですけども、例えばこれ流されていって海の中に家があってそれが火事になって、その火事が流されていく映像とかありますよね。そういうのが残っててね、海の方から火事が来るのかとかってびっくりしたことがあるんですけども、だからそれ大事です。
それから有名な阪神淡路の地震でこんな高速道路が倒れるかどうかって、ここは被害が多かった、こんなにぎっしり人が住んでる所で起こったので、まあ逃げられないですよね。こういうのはちゃんと勉強していく必要があります。
それが起こった時に何がその次起こるかですね、地震が起こった後ガスつけといてそれが火事になって阪神では相当な被害が起こったわけですね。そういうのもそれから上から物が降ってくるとかってのも当然そうですから。これは大変なことです。
で地球上のさっき言った力ってのは何なのかというと、どこかでエンジンかけて物を動かしたんじゃない、水を大洪水起こすのも水にエンジンがついて流れてきてんじゃないんです。
皆さん知っているように、エンジンがないのに落下するのは重力です。地球上には重力があって、その重力が物を動かす。人間が動いているのは、エサを食って、それをエネルギーにして動いているんですけども、水とか大地とか石ころとかっていうのは、重力で動くんですね。
それからもう一つあって、これは地球の回転の力です。回転して中だけ回転しているので、上に浮いている水とか空気とかはちょっと取り残されているわけです 。だから人間から見ると、外から見たら地球だけ回っていて空気止まっているように見えるんですけど、大地に立っていると反対の方向に一回アッと来るわけです。地球はものすごいスピードで回転していますから。
もう一つ邪魔なのは例えば全体が水で覆われていたらいいんですけど、時々、例えばこれだったら南米とか北米とかあるんで、こっち側に流れようとしても行けないんですよね。そうすると、ここの島に当たってこっちにビューと上がってくる。日本列島だったら黒潮っていうのは太平洋からの大きな流れがインドネシアの中にボーンッと上がって、行き場がないので北にブワーッと流れていってるんですね。なんでそういうふうなことを知って、ちょっと知っておくとね、力はこんなとこでかかってるんだってそれに伴った台風とか大雨とかが来るんだよっていうことがわかるわけです。
びっくりするのはですねガーナに行ったときびっくりするのはガーナって台風がないんですよ。台風っていうのは出来てから赤道は横切れないんです。全部、赤道でぐるぐる風が回ってますんで、台風出来ても、絶対、北にしか行かないのね。絶対北にしか行かんのね、そういうのも、よく知っているってことで、山があるとそこで遮って、その横に散らばるので、ヘンテコリンな風になると言われます。
えーと、あと、20分か。
えー、まあ知らないと適当に見に行って危ないと。まあこういうのをどういう風にするかっていうと、
地震ですね。大地の動きです。南海トラフがあって、(レーザービーム持ってきて・・・) 南海トラフですね。ここは我々が住んでる所ですけども、こんなところで地震が起こる。ここはもう大体地震が起こると決まってるんですね。芦先生がこの辺りでダイビングしたりして、いろいろ研究されてるんですけども、ここで地震が起こったらここも揺れますからね。めちゃくちゃね。
それから、ちょっとこれ火山遠いんですけども、どっかで火山が吹いたら、火山灰が結構降ってきます。例えば阿蘇山とかっていうのが9万年前に降って北海道まで火山灰を飛ばしてます。あんなものが吹いて、九州に大体いっぱいあるので、あの辺りの火山が吹いたら四国中に火山灰がわーっと撒き散らされています。
あの、鹿児島行ったことある人いますか? ね、行ったことありますよね。あれ、車ちょっと止めておいて離島とか行ってたら、帰ってきたら車に火山灰がついてますよ。あれ、水できれいに洗わないと、こうやってゴシゴシやったらガラスですから、もう傷が入っちゃうね。で、目とかにもあれ入ったら、もうコンタクトなんてしてたら、もう眼がガチガチしてくると大変なんですけども、まあそういうのはガラスの灰が飛んでくるわけですから、非常に危ないんですけども、そういうのは九州の火山が吹いたら吹きますから四国は注意しないといけない。
津波ですね、こうやってサーフィンしてるんですけども、
津波っていうのは実は大地が地震によってギューって圧縮されてそれが時々ボーンとのし上がるわけです。この面がブーンと上がるとこれだけの水が上に上がるんです。この上に上がった分が来るのでふと気がついたら我々の海岸線よりも水の方が高いんですよ高さが。この水はどこに流れていくかといったら低いところに行きますので陸上の方にどんどん上がってくるんです。普通の波と全然意味が違う。水のマス、マスですね、水の巨大な塊が高くなっちゃった。それが流れてくる、低いところに流れてくる。我々がいつも住んでいる海岸線よりも水のほうが高いので当然低いところに流れてくる。まあそういうことが起こるのね。
ここがどんどんどんどん陸に近いほどですね。全体の水の量が押し寄せて来ますから、どんどんどんどん高くなってくるわけですね。これが危ないんですよ。
雨とか大洪水というのはこういうふうに、最近ですね、雨すごい多いですね。ちょっと嫌ですよね。何でか、多分温暖化が関係していて、温暖化がするとどうなるかというと、水蒸気がどんどん空気中に上がってきます。空気中に上がってくると冷えますから、宇宙空間は冷たいので。そして上がった分だけどこかに雨が降らないといけない。だから上がる量が多いと、当然落ちてくる量も増えるんですよ。だからそれの影響で世界中で雨がすごいことになってくる。
だから、降った雨は川で処理できないと当然あふれ出すわけです。だから、これから先、今までの常識とは違うぐらいの雨が陸上に降ります。それに耐えられる河川もきちんとやってるか。
ここのところね、毎年うちのすぐ近くに雷山川っていって、糸島ですけども、川流れてるんですけども、もう毎年のように護岸工事してるんです。朝起きたら今日どっかやってるなと思って。大体もうそこ壊れてますけどね。だから今まで壊れてなかったのになーとかっていうのは結構ダメで、どういうことかっていうと自然はですね人間の予想よりもはるかにゆったりと、それでもその中ですごい激しいことが起こってる。人間の生きてる時間って100年も無いわけですよ。
私が研究してるやつっていうのは、今日も行ってたところ7000万年前の石の話をしてましたから、その中の100年なんてゴミみたいなもんですよね。それぐらいのことが自然界では起こるわけです。
これは雷山川であるということ、毎年毎年これ起こって、これすぐ起こったらすぐ田んぼの方に流れていきますんで非常に危ないところですね。
どこが崩れるかというのも河川が曲がると曲がったところは流れがタップされて侵食されていってどんどん侵食されていくので余計に曲がりが丸くなる。
例えばこれは、すぐそこの与田川ですけれども、それをグーグルで見たら、これが上流で、これが11号線、グーと曲がっていくんですよ。曲がっていってるこっち側はね、泥が溜まる。だからそこで竹藪になってるんですね。こっち側はどんどん削られていってる。この辺りにも人が住んでる人がいるかもわからんけど、やばいですね。こっち側は非常にやばいんですよ。そういうのはもう見たらわかる。だけど景色はいいんですよね、そっち側の方はね。
それで三本松どうなんですか、白鳥どうなんですかっていうと白鳥とか三本松っていうのは河川でできた平野です。河川でできた平野で、大きな違いは、湊川の方が圧倒的に流域が深いんです。阿讃山脈まで、高平山の方まで行ってますけど、五名ダムまで行ってますから洪水が起こったら、いっぱい土砂を流してくるんです。与田川は、虎丸山ぐらいですので、そこまで多くないんですね。それはどういう風にわかるかって言ったら、ここの河口を見たら分かる。こっちはこんなに、こう出っぱってるんですね。だけど与田川のところはあんまりない。で、これもう一つあって向こう側行くとランプロファイアとかがあって半島がありますよね。そうすると流れがですね、こっちの方がちょっと弱いんですね。海の流れは。
ここは流れていってもちょっと沖が崖になってんで海の外側に流されてしまう。どんどん侵食されていってんですね。三本松の浜ではね。
これは湊川の河口ですけれども、白鳥小学校がここにあって、これはもう全部流されている、どんどんどんどん上の方から土砂が流してきて、広がっている場所です。このあたり低いんですよね。このあたり低いんで、雨のために11号線は水浸しになってしまう。これは自然の摂理になっているんですけど、その前の時には、その水を吐こうとしたポンプが動きませんでしたとか言って、余計に水が大変なことになったらしいですね。ここだけじゃなくて、日本中どこでもそうです。なんかの時に実際やろうとしたら動かない。それがもう最悪です。
で、こんな感じで、さっき言ったのは、こっち側にランプロファイヤーがあるので、これしろとり動物園。これランプロファイヤー。ここで向こう側の流れが弱くなるんですね。だからこの川の方が強い。で、こうどんどん物が溜まってくる。こっち側は多分ね、海流があって、ここに土砂が流れていくんですね。なので、あんまり平野ができない。
で、まあここぐらいは低いです。全部低くて。で、これ大事なのは土砂が砂地です。基本的には川によってできた砂地がこのあたりの平野をつくっているわけですね。なので下がね、家建てるときにだいぶ杭を打たないと多分倒れるというか、水がバーッと出てきたりする可能性がある場所になっちゃうんですね。
これはね、どういうことかというと海と川の戦いが起こっているんです。実はこの平野を作るっていうのが小さいマイクロスケールで言うと、これはね、糸島のビーチなんですけども、ここも、後から出てくるところなんですけど、小さい川が流れてるんですね、小さい川があって向こうに波がちゃばちゃばあるんです。毎年形が変わる。ビックリする。めっちゃ面白いんですけども、めっちゃ面白いんですけど、今これは川が向こう側に流れてますよね。ところが去年行ったらそこでね川がぐにゃぐにゃ曲がって、蛇行河川っていうのを作ってるんです。で今年はですねこの川はこっち側に流れてました。でそこに大きな湖になってね、水の量が少なくなったんで、そういうのはね戦いを行われてるんですね。
でまあこれは今年の映像ですけども、さっきのやつは向こうに抜けてたんですけど今はもうこっち側になっちゃってるんですね。
で、ここがちょっと盛り上がってます。簡単に言うとね、白鳥とか三本松ってのはこういうのはちょっと盛り上がってるとこなんですね。で、これはどういうことかというと海のほうが強かった。海のほうが強かったので海からどんどんどんどん入るんで、川があまり弱かったらまあ下に流せないんですね。で、そこが盛り上がって広いビーチを作るということです。
こういうふうな感じの海との戦いでできている場所だということを覚えておいてくれたらいいかなと思います。
なので、波が来たときはこういうふうな感じで来ます。三本松は低いですもんね、標高がですね。で、それで津波が来たときどうなんだ、ということですけれども、結構シミュレーションというのがやられていて、
これ、すごい!、この前狩野さんとお話しして、こん中でウチらやってるんですよ。活性協議会やってるんですよ。ボウボウボウボウ、拍手ですよ。素晴らしい。
で、どのくらいの深さになるかとか全部調べてて、皆さん知ってますよね、どこに逃げたら、本当に知ってますか、大丈夫ですか。うちは大丈夫なんだとか言うんだけど、
じゃあ、これも大事だね。三本松の地形があって、今はどこやっけ?
三本松の駅があって、今はこの辺り、ここか、この辺りですね。もう絶対アウトですね、ここね。誰も逃げてきたらいかんすよ、ここに。津波来たとき、水没です。で、どのくらいな津波が来るのかというと、3メートルと言われてる。だからもう3メートル以上のところに逃げるしかもないですね。
で、これ今これは多分ドローンで撮った写真だと思うんですけども、すぐそこにビーチがあって、まあこの辺り皆さんいっぱい住んでられると思いますけども海水から1メートルのないところですね、この辺りね。
で、じゃあ津波来たらどうなるかというと、これがそのシミュレーションです。津波が起こりました、16分で、南海トラフが、この辺りでズレます、ボーンといって、16分経ったら、もう高知、こんな巨大な波が来てるんですよ。よし、ここは大丈夫や、なんも来てない、大丈夫。ここにある巨大な波が、ここの、これ淡路島ね、ここの中に入ってきます、ボーンと入ってきます。入ってきたら、じゃあどうなるんですか、っていうのをシミュレーションで分かっててそれで、
こんな感じになります。これもう、鳴門の橋にカメラをつけたいんですけど、こっちとんでもない、真っ赤ですね。この後、水が全部ここに行って、こっち側にも行って、大阪やばいです。大阪、この後、わーっと水没。
僕はこっち側に回ってくるのかなと思ってたら、実はそんなことなくて、よーく見たら、なんか盛り上がってますよね、これ東かがわ。あっちも1時間8分で盛り上がる 3メートルです。なんでジワジワジワってなっていって3メートルがずーっと3メートル、引かない。なんで、これはやばい。
例えばこれ2時間26分でまだなんか、うじうじしてるんですよ。ここ全体的に瀬戸内海はみんな黄色になってる。瀬戸内海、水が入ってきたら今度どこから出るんですか、どこも出るとこがないので、ずーっと塩水が3メートルずっとそこら辺、もうこの辺り全部浸かった状態になっている。
これですね、もっと黄色いですね。10時間経ってもずっと黄色い状態なんで
どこに逃げますか? 皆さん福栄に来てください。福栄に来るとですね、50メートルくらいありますから、津波は来ませんので。注意しないといけないのは、途中の道路が崩れている可能性があるので、これだけちょっと注意する必要があるんですけれども。だから僕が今ただ、福栄、地震が起こった時に福栄に皆さんが逃げてこられるように空き家とかをね、開放できるように今努力していますので逃げるところは福栄にあるとおもってください。
これは雨との違いというのは、塩水ですからね、注意するのは、普通の雨と違って、この前は雨だったから、車とかも雨や、とか言って、ジャバジャバジャバって行ってるけど、今度、波が来た時に、11号線で車でなんて走ったらダメですよ。一発で錆びてしまって、大変なことになりますから。僕は昔、新車を買って喜んでたんですよ。パジェロイオかなんて、これ四駆やからどこでも行けると思って、台風が福岡に来て、それこそ糸島半島である海ノ中道と金印になってるとこです。水がバッサバッサってやって、四駆やからどこでも走れるって行って、それで1ヶ月くらいして、ディーラーのところに行ったら、エンジン全部錆びてますけど、これ大丈夫ですか?って言われてしまって、全部取っ替えでした。新車やったけどね。
だから、普通の雨と津波の水溜りとは全く違うので、そこだけはね、皆さんぜひ注意してください。
あと5分
あと5分で人口減少の話をしましょう。自然現象に注目していただきたいなと思います。
これは僕はつい7月に行ったマラウイですね。これ豚をつるして、あそこで焼いてみんなで食ってるんですね。実は嫌だなと思うんですけど、不潔だなと思うでしょ。昔たぶんやってたんですよ福栄とか田舎でもね。だけどだんだん慣れてくるとちょっと食べてみようかなと思って、僕も食べましたけど案外おいしいですね。生肉一日中吊っても腐らない。全然肉なんて腐らないっていう感じですね。:/
さあそれで人口、日本の問題、これ多分めちゃくちゃ問題で、今首相は地方も大事にするとかって言ってたんで、私はちょっと応援してたんですけども、どうなるか分からないですけども一極集中東京と大阪に人が集まってるんですけども、これがどうなるかそれから教育技術の変化、これ結構危険です。こに来ていられる方はどう見ても20代の奴らはあんまりいない。AIが一体どんなことが行われているのか、あんまり知らない。だけど若い人たちは結構知ってて、それで僕も全然ついていけてないですね。この前、孫さんが言ってたんですけども、チップのスピードは4年で1000倍、8年で10万倍、12年で1億倍とか10億倍とかぐらいに変わる。そのぐらいのスピードです。例えばこれはどういうことかというと、新幹線が今走ってますよね。速いですよね。自転車って頑張って走ったら30キロぐらい走りますよね。自転車の100倍、いや10倍ですよ。それでみんな速い速いって言ってるわけですよ。4年経ったら1000倍ですよ、それで、あと10年も経ったら1億倍ぐらい速くなる、そういうふうなのが世の中になるんだけども、我々はよくわからないですよね、AIのスピードがどのぐらいのスピードで速くなっているのかってわからないんですよ。それが世の中では行われている。これはすごく注意しないといけない。逆に言ったら、このスピードを、なんかわからないけど田舎に持ってきたら、田舎も活性化できるのも違うかなと思うわけです。
それからもう一つは自然災害ですね。
自然災害、これも生き残るためにはこれがきちんとできてるところが最後まで残るんちゃう。一つ目粘ったからね、日本はね、まだね。
さあ、それで過疎前線ですけども、こんな感じになってて、もうどう見ても四国やばいでしょ。高知、それから徳島もほとんどダメですが、愛媛の南、アウトですね。その前線があそこまで来てます。で、東かがわはその前線の、ちょうどいいところです。だから、そこで何かをやると、過疎前線のところで何かをやってるっていうのは国からですね、評価されるんですよ。で、そこでなんか、くい止めたとかなんとかっていうことができると、こんなことやってるって言ったらお金が BORN します。もうたぶんね、あの高知の山の中でやっても、たぶんもう無理です。もう全部借ったら、どうしようもない。それに比べると、ここは高速道路もあって、三本松もまたJRも止まるし、まだまだどうにかできる、と僕は思っています。しかも、もう一つ東かがわの重要なところは、京阪神に近くて、今バスで帰ってきたんですけど、バスは結構近い、安い。で、どういうことかというと、香川県の阪神からの入り口なんですよ。その入り口をうまく活かせることを考えることが大事かなと思っています。琴平行くのは結構大変だけど、うどん結構ここに食べに来てますよね。京阪神からね、土日とか2時間もあったら行けるんで、みんな喜んで来てますよ。
そういう風なのをうまく使うことを考えると人は来るのかなという風に思ってます。
僕はこのマップをすごく嫌なんですけども、これ東かかわのマップね。観光地があるのって、ここばかりじゃないですか。山賊村のうどんと白鳥温泉閉鎖中。こんなに広いとこ、なんもないですよ。ここら辺りを整備して、もうちょっと人を流せるようにしようかなと思って。だから皆さん、地震の時に来てください。いっぱいいろんなものが実はあるんですね。役場から全く見放された場所だなと僕は思っています。仕方ないかもしれないですけど、それを活性化したい。そうすると全体的に盛り上がるようなシーンになるのではないかと思っています。
人口減少もどのくらい大事かというと、時間がなくて調子に乗りすぎて喋ってますけど、これは人口ピラミッドというめちゃくちゃ有名なやつです。これを見たら政府もずっと20年くらい前から知っていたんです。どういうことかというと、これは2017年のマップです。これから5年経ったらどうなるかというと、これがそのままピョーと上がっていって、こっちになるだけです。ここがちょっと増えますよと、それがあと10年経って、2027年、もう予測つきます。これがそのままピュッとこういって、台がつくだけですね。何人くらい生まれているのかなって、オレンジに適当に書いてあるんですけど、こんなもんです。
で、上の方は大丈夫だって、上はこの緑のこの緑から上に行くと、これ見たら分かりますけど80代とかこれ85でしょ。だからここの出っ張ってたら、この辺りは絶対死ぬんですよ。こっち亡くなるんですよ。そうするとこのピラミッドのタコ型がよくなくなる。で、僕が思ってたのは3年くらい前に、こういう話したんですけども、まああと5年ですね。あと5年でここのピークの人たちがこのボーダーを越えます。その時に日本はやばくなる。特に過疎のところはやばくなる。もう何も機能しない。人々が住むところは機能しなくなるんですね。そこが非常にやばいです。だからそこにテコ入れをきちんとしておかないと社会が成り立たないのではないか、そんな気がしてます。
未来の人口ピラミッドを色々調べてみてそれで驚くべきことに、
これは前に作ったやつです、今2万7千人を切ろうとしています。月に51人52人くらい死んでいます。今年の1月は70人死んで4人生まれています。絶対に人口は増えない。もう間違いない。だけど、ただその、京阪神の人たちにどうにかして Welcome して、ちょっとでも住んでもらえるようなシステムを作っていかないと、もう社会が崩壊するなというのが、私のあれですね、
こんな感じであります。
だからもう全部、やばいんですけども、
まあそういうようなことで、特に20代、我々もそうですよ、高校出て勉強して、じゃあ東京とか大阪みんな行きますよね。自分の孫に、香川に残って何かやれとか言えないじゃないですか。なかなか、ちょっとでも一回・・・その人たちに帰ってきてもらって、ここを活性化するような教育が田舎では大事になってくるのかなというふうに僕は思っています。
ちょっと長くなったのでこんな感じであります。
一番最後ジオスクールというのがあって、ジオカレッジというのを今立ち上げていて、ハイキング行ったり、盆踊り行ったりですね、それから歴史の発掘ですね。ジオスクールはワンデイ、今日もやってたんですけど、ワンデイって子どもさんが来て、それから夏スクールですね、これ面白くて、宿泊しながら、皆さんと大学生も一緒にいて、楽しくやるという、そういうようなことを、自然の中でやる、そういうようなことを今やり始めてますので、ぜひね、あんまり知られないという話なので、ぜひお孫さんとか、そういう人がいたら、声をかけてください、ぜひよろしくお願いいたします。
じゃあ、私の話は今日はこれで終わります。ありがとうございました。