2019年4月 1日 旧暦 2/26
山の端に紅い太陽が頭を見せました。最初は灯台の灯りと見分けがつかないくらいでしたが、ランプロファイヤ―の山を雲の切れ間を縫って少しずつ登りながら大きく明るくなってきました。新しい年度が始まります。
2019年4月 2日 旧暦 2/27
山の向こうに低くあった雲の端が紅くなりそこから太陽が顔を出しました。白灯台に灯が燈ったように見えますが太陽です。冷たい風で手が凍えます。丁度、CX865(NewYork⇒Vancouver⇒香港、Boeing777)と7G70(北九州⇒東京、Airbus A320)が白いジェット噴射を見せながら上空を反対方向に通り過ぎました。CX865はニューヨーク出発が1時間半ほど遅れたのでこの時間に見えたようです。
2019年4月 3日 旧暦 2/28
夜来の冷たい雨が上がりランプロファイヤ―の山の向こうの雲の合間から光が射していましたが、日の出は見られませんでした。花冷えというには厳しい寒さです。昨日今日と食欲旺盛の海鵜たちの数が少なくなっています。食べなくてよくなったのか魚が少なくなったのか、戻ってきてまたあの得意そうな姿を見せて欲しいと思います。
2019年4月 4日 旧暦 2/29
ランプロファイヤ―の北端から丸く赤い太陽が出てきました。大麻山の南から始まった日の出はしばらく四国の山から離れ、明日からは40㎞向こうの淡路島からになります。日の出の時刻も1月の7時20分が今は5時50分になりました。まだ、気温4℃と冷たい朝でしたが、里山も桜の開花でかなり色付いてきました。
2019年4月 5日 旧暦 3/1
淡路島の上に雲がかかって日の出は見られませんでした。しばらくして雲の上から明るすぎる太陽が顔を出しました。タダノの南側の57本の桜がようやく開花を迎えました。それぞれ沢山ある枝先の1つに5輪くらいが花開いていました。誉田川の河口にカモやカモメやアオサギが集まっていました。
2019年4月 6日 旧暦 3/2
うっすらと紅い太陽が淡路島の上に現われました。春霞のおかげで眩しくなくまん丸の太陽が昇っていくのをじっくり見ることができました。7G70(北九州⇒東京、Airbus A320)が白いジェット噴射を見せながら36,000ft(11,000m)の上空を東の方向に飛んでいきました。この高さ10,000m付近は空気抵抗が少なくかつジェット燃料を燃やすのに必要な空気濃度がある高さだそうです。
2019年4月 7日 旧暦 3/3
まん丸の紅い太陽が昇って来るのをじっくり見ることができました。Airbus A320(北九州⇒東京、7G70)が昨日と同じコースを白いジェット噴射を見せながら飛んでいきました。Boeing787(ハノイ⇒関空、VN320)は阿讃山脈の上を降下していきました。今朝は2本マストの大きなヨットが港に停泊していました。ゴールデンウィーク頃は特に何艘ものヨットが来てくれます。ここは古くからの港町で、近くに銭湯もあるし飲むところもあります。
2019年4月 8日 旧暦 3/4
明け方の激しい雨が上がり天空には雲がなくなりましたが、東の空にはまだ厚い雲が残っていて、雲の上からの日の出になりました。帰り際に一昨日から停泊しているオーストラリア船籍のヨットに乗せてもらいました。思った以上に広くて快適です。今日から小学校が始まります。先月まで通っていた小学校の横を通り過ぎていくランドセル姿のかたまりが見えました。
2019年4月 9日 旧暦 3/5
太陽は淡路島からくっきりと顔を出しました。払暁の紅く染まった空に白いジェット噴射の帯を残しながら、Boeing747(Los Angels⇒Taipei、BR619)がぐんぐんと南西の空に昇って来ました。このジェット機は和歌山市の南から阿南市のあたりを通りすぎているようです。今日は視界が良くて淡路島の北端の山もうっすらと見えていました。
2019年4月 10日 旧暦 3/6
厚い雨雲が天空を覆い、東の風がビュービューと強くぶつかってくる朝でした。鳥たちも飛びにくそうでかなり梃子摺っているようです。カモは風の当たらない穏やかな浅瀬に集まり、海鵜は1羽しか見えませんでした。それでもタダノの桜はまだしっかりと咲いています。今日から「清明」の次候「鴻雁北」(こうがん北へかえる)です。ここのカモたちも準備を始めているようです。
2019年4月 11日 旧暦 3/7
5時38分、淡路島の山のすぐ上の雲の合間から太陽が顔を見せてくれました。Boeing747(Chicago⇒Anchorage⇒Hefei(合肥)安徽省の首都、K4936)が淡路島のずっと北東の低い空から一子島の上空に向かってぐんぐんと昇って来ました。里山には新緑が芽吹きうすい緑のかたまりがあちこちに散りばめられ、山が笑い始めたようです。それでも今日は少し寒そうで、Boeing787(ハノイ⇒関空、VN320)がその上空をゆっくり東へ進んでいました。
2019年4月 12日 旧暦 3/8
雲の僅かの切れ間からピカリと太陽の光が見え、太陽が大きく見えてくるかなと期待しましたが、刻々と変化する雲とのせめぎあいで切れ間が萎んでしまいました。釣り人が二人赤灯台に陣取っていました。3羽の海鵜が朝の漁を楽しんでいました。採った魚をすぐには飲み込まずに嘴に銜えて誇らしそうに見せびらかしてくれます。ここの河原のカモたちが大きなおなかのせいで潜れずに足をバタバタさせているのとは対照的です。
2019年4月 13日 旧暦 3/9
防波堤に着くと紅い太陽が頭をぬっと出していました。1枚写し、急いで定位置へ移動しましたが、最初の太陽がキリッとしています。白灯台の向こうに漁船が1艘、防波堤に釣り人が1人、港から小船が1艘、港の海鵜もⅠ羽で食事に余念がありません。帰り道、テトラポットの作業場でホオジロが2羽土をつついていました。
2019年4月 14日 旧暦 3/10
雲で日の出は見えませんでした。紅く明るくなっていたところもわずかでした。日曜日の朝の5時半でも釣り人や散歩の人や動いている漁船が見えます。黒い鵜に加わって若鳥でしょうか、茶色っぽい羽根をしている鵜が仲間入りです。
2019年4月 15日 旧暦 3/11
予想時間から少し遅れて紅い太陽が遅れを詫びるかのように伏し目がちに雲の間に顔を覗かせました。今日は24節季「清明」の末候「虹始見」(にじはじめてあらわる)が始まります。清明とは天文学的には太陽が黄道上の15度の点を通過する時で、春分の日から15~16日目(4月5日ごろ)から始まる15日間です。タダノの桜はまだしっかり残っていますが、緑が目立ち始めました。
2019年4月 16日 旧暦 3/12
5時31分、淡路島の一番低い所からのくっきりとした日の出でした。水平線のすぐ上です。播磨灘には大きな6~7艘の船が三々五々犬島あたりから明石海峡の方向に向かって進んで行くのが見えました。北の空には少しずつ高度を下げるLH742(ミュンヘン⇒関空、Airbus350)、天空には南に向かうBR72(San Francisco⇒台北、Boeing777)が見えました。
2019年4月 17日 旧暦 3/13
曇り空で日の出は見えませんでした。虎丸山の上に絵文字のような雲がかかっていました。虎丸山は那智山、本宮山とともに大内三山と呼ばれ信仰の山として地域の人に親しまれています。その南西に、笠ヶ峰、檀特山、女体山、矢筈山が続いています。
2019年4月 18日 旧暦 3/14
紅い太陽がすこし厚いかなと思った霞を押し分け顔を出し、直ぐに雲の中に隠れてしまいました。しばらくして黄金色の太陽が雲の上に現われました。播磨灘に光が延び二子島と鳥と小舟と白灯台がシルエットで並びました。
2019年4月 19日 旧暦 3/15
淡路島の上空にうすい雲がかかっていてその隙間から紅い太陽が顔を出しました。雲を縫いながら見えたり隠れたりで終わりません。上空にCI5107(San Francisco⇒台北 Boeing747)と7G70(北九州⇒東京、Airbus A320)がすれ違いました。大型旅客機は人間が作った最も美しいものの一つだと思いました。台湾の地震はどうでしょうか。被害が少ないことを祈ります。
2019年4月 20日 旧暦 3/16
日の出の瞬間が写真に撮れました。午前5時38分10秒でした。西の空には沈みかける満月があり、東の空には南に向かうCX865(バンクーバー⇒香港、Boeing777)のジェット気流が見えました。誉田川の河口にカモが1羽も見えず、古川に少し残っているだけでした。本体はもう旅立ったのかもしれません。
2019年4月 21日 旧暦 3/17
雲が厚く予定時間に太陽は現れませんでしたが、西の空に少し細った月がくっきり見えました。20分遅れて雲の上に紅い太陽が姿を現しました。昨日から24節季「穀雨」の初候「葭始生」(あしはじめてしょうず)が始まっています。この時期の雨は「百穀春雨」といわれ、百穀を潤し、芽を出させる貴重な雨のようです。
2019年4月 22日 旧暦 3/18
CX865が太陽光線でうす赤く色づいた飛行機雲を残しながら南に駆け上がっていきました。太陽は雲と霞で隠されていましたが、しばらくして、雲の上にくっきりとした姿を見せてくれました。
2019年4月 23日 旧暦 3/19
港に着いた時にはもう日が昇り始めていました。堤防の上がり口では太陽は二子島のほぼ真ん中に浮いており、定位置まで行くと二子の右の島の上にありました。見る場所によって見え方や印象がかなり違います。漁船がエンジン音も高く横切って行きました。
2019年4月 24日 旧暦 3/20
雲が厚く雨も降って風も強く日の出は見られませんでした。それでも灯台の灯りが赤く点滅しているのは救いです。港の中で一羽だけになったいつもの鵜が朝ご飯に余念がありません。帰ろうとすると警戒してか飛び立ちましたが口に魚を咥えたままでした。誉田川のカモは2匹がまだ残っています。旅立ちが迫っています。
2019年4月 25日 旧暦 3/21
霧が濃く赤灯台の灯がやっとでした。しばらくして白灯台がぼや―っと姿を現し漁船の出港が見えました。雨もパラパラと降って来ました。今日から「穀雨」の次候「霜止出苗」(しもやみてなえいずる)が始まります。春ももう終わりです。
2019年4月 26日 旧暦 3/22
赤灯台、白灯台、ランプロファイヤ―、淡路島、二子島、一子島といつもの風景が待っていてくれましたが、日の出は見られませんでした。釣り人が防波堤でコブダイを釣り上げたのを丁度見ることができました。誉田川の2匹のカモはまだ残っていました。帰りに太陽が雲の上から姿を見せました。
2019年4月 27日 旧暦 3/23
風が強く冷たい朝でした。淡路島のずーっと向こうに雲があって日の出は見られませんでした。しばらくすると淡路島の上の厚い雲間から二子島に向かって日矢が飛んで一瞬太陽の姿を見たように思いました。動画には虎丸山とヨットと風の音がうまく撮れたように思います。今日から連休が始まります。
2019年4月 28日 旧暦 3/24
天空はやや雲がありましたが、地平線付近は雲が薄く淡路島からの日の出を見ることができました。既に防波堤には二人の釣り人が糸を垂れていました。私は到着が少し遅れたのですが、二人は未明からの日の出を見ることができたとのことでした。誉田川のカモは旅だったようで見つかりませんでした。これから10月末まで少し寂しくなります。
2019年4月 29日 旧暦 3/25
夜明け前の三本松港はしっとりと落ち着いていました。大連休で寄港してくれたのか昨日と違うヨットが2艘浮かんでいました。空全体が雲に覆われて日の出は見えませんでした。近くで漁をしていた漁船のエンジンがかかり港へ戻ってきました。4つの人影が赤灯台と向こうの波止に見えました。