2020年3月 2日 旧暦 2/8
空のあちこちには曙色の雲が見えていましたが、東の空は雲が厚く日の出は見られませんでした。釣り客は3人が播磨灘に向かって糸を垂れ、港の中では色とりどりのつなぎの作業着を着た漁師達がフグの収穫に余念がありません。帰り際に雲の上から少し色褪せ気味の日が昇って来ました。
2020年3月 3日 旧暦 2/9
与治山の向こうの雲の上から輝く太陽が昇って来ました。冷たい風が吹いています。日の出の場所はだいぶ北に移って来て与治山のほぼ山頂です。日の出時刻は6時40分ごろ、標高の影響も受けるので、これから標高が低くなる分も含めて早くなります。気が抜けません。今日は3月3日、桃の節句です。
2020年3月 5日 旧暦 2/11
与治山の山頂の雲にぼやかされて輪郭のはっきりしない紅い太陽がまるく出てきました。強く冷たい西風が吹き、港ではカモメが40羽くらい乱舞しています。今日から24節季の「啓蟄」、その初候「蟄虫啓戸」が始まります。土中で冬眠をしていた虫たちが出てき始めるころです。
2020年3月 6日 旧暦 2/12
与治山の向こうにできた怪獣の口の様な雲の上から太陽が昇って来ました。冷たい風が吹いています。港の中はカモメが飛び交い、鵜も数匹が港の内外で素潜り漁です。釣り人も3人波止の東端に陣取り、漁師たちの焚火の火が暖かそうに見えます。そろそろ出漁のようです。
2020年3月 7日 旧暦 2/13
与治山の向こうに薄い雲がかかって太陽は輪郭の定かでない光の塊になって少しずつ上がって行きました。西の方から雲が迫っています。大きいカモメが港の中でゆったりと浮んでいます。遊園地の遊覧船のようです。カモメの親分かもしれません。
2020年3月 8日 旧暦 2/14
北東の風が強く雨も降っていて日の出は雲の向こうです。港の外は大荒れで白波が立っていて、防波堤の上空でカモメが風乗りを楽しんでいます。港の中は穏やかで、10羽くらい鵜が浮かんでいて、時々姿を見せるオーストラリアだったか、外国の大型ヨットが立ち寄ってくれています。
2020年3月 9日 旧暦 2/15
風もなく晴天の日の出でした。日の出時刻が思ったより早く、防波堤の手前の港の岸壁に差し掛かった時に太陽が昇って来ました。波止には釣り人が4人既に陣取っていて、港には2本マストの大型ヨットも停泊しています。CI5383(アンカレッジ→台北、Boeing747)が白雲を残しながら西の空に消えて行きました。2本のジェット雲は混じれあって遺伝子や無限のような形をいろいろ残してくれていました。
2020年3月 10日 旧暦 2/16
南東の暖かい風が強く吹き雲も厚く空全体を覆っていて日の出は見えませんでした。港の中も波はなく浮かんでいる鵜がだんだんと岸壁近くに吹き動かされています。今日から、「啓蟄」の次候「桃始笑」です。桃の花が咲き始めるころです。
2020年3月 11日 旧暦 2/17
北の風が吹いて雨がパラついていましたが、東の空には晴れ間もあって紅く明るく染まっていました。日の出は見られませんでしたが、雲の合間から太陽がここぞと言わんばかりに日矢を放ってきました。朝の釣り客は1人、カモメと鵜はそれぞれ10羽程度です。FX12(上海→関空、Boeing)の爆音が真上の雲の上に聞こえました。
2020年3月 12日 旧暦 2/18
雲一つない空に太陽が昇って来ました。青い空に見えるのは太陽と17日目の残月と水平線近くの曙色の空にカモメたちです。雲が全くない青い空が30分以上も続いています。港にヨットが1艘泊っていました。帰り際に釣り人の竿がしなり大きなメバルが揚がって来ました。
2020年3月 13日 旧暦 2/19
与治山のくぼんだ尾根に少しぼやっとした太陽が昇って来ました。港にはカモメと鵜が十数羽ずつ潜ったり羽を広げたり浮かんだりそれぞれです。釣り客は2人、一人はアジのサビキ釣り、アジは夕方の方がいいという話でした。もう一人はワームでメバル釣り、こちらはいい時間帯のようです。西の空には雲にぼやかされて月が残っていました。
2020年3月 14日 旧暦 2/20
東寄りの雲は少し明るくなってきているようですが、全体に雲が厚く雨も降って日の出は見られませんでした。赤灯台のもう一つ向こうの波止に釣り客か散歩の方か一人見えました。港の中にはカモがいて、鵜は生簀のデッキに並んで高みの見物です。
2020年3月 15日 旧暦 2/21
与治山の向こうの低い雲から輝く太陽が見え隠れしながら昇って来ました。虎丸山の上には20日の月が残っていました。日曜日ともあって釣り客が赤灯台に6~7人、一文字に2人と少し賑やかです。空き地の上空には雲雀の声がいくつか聞こえています。今日から「啓蟄」の末候「菜虫化蝶」が始まります。菜の花が咲いて春本番、青虫が蝶となり始めます。
2020年3月 16日 旧暦 2/22
冷たい風が吹いて遠く水平線の近くは雲が厚く日の出は見られませんでした。今年初めてか周りの山々は阿讃山脈も寒霞渓も白く雪に覆われていました。月が虎丸山の雲の向こうに薄く残っています。港の中は、生簀の出荷作業が始まりひと時の賑わいです、鵜がようやく到着しました。
2020年3月 17日 旧暦 2/23
霞がたなびく空に赤い太陽が姿を見せました。春分の頃は日の出の位置や時刻が最も激しく変化するころで、1日で位置は0.48度北へ寄り、時刻は1分23秒早くなります。霜が降りて寒い朝です。例年ならこの時期は釣れないのに今年はアジが釣れていると聞いてきたという若い釣り客が、形のいいアジとイワシを釣り上げていました。
2020年3月 18日 旧暦 2/24
低く窪んだ尾根の向こうに紅い太陽がまんまるい姿を見せていました。月も南の空に残っています。明け方には木星も近くに見えていました。西の風が爽やかで生簀のデッキで鵜が揃って羽を広げています。釣り客が2人こちら側の波止で釣りを始めるとアオサギが近くにやって来ました。バケツから釣った魚を持って行くのだそうです。いつもなら少し近づくとギャーと一声あげて飛んで行くのに今日は全くその気配がありません。
2020年3月 19日 旧暦 2/25
ランプロファイヤ―と与治山の間の窪んだ尾根のずーっと向こうの雲が輝いて紅い太陽が姿を見せました。24日目の月が南東の空に残っていて三日月と太陽のツーショットが撮れました。今朝、明け方には月の近くに土星、少し離れて木星と火星も見えて、冥王星も集まっているのだそうです。
2020年3月 20日 旧暦 2/26
西風が強く吹く快晴の空に黄色い光の塊が昇って来ていました。カモメが30羽くらい港の中に浮かんで休んでいました。釣り客も港の中に糸を垂れています。有明の“三日月”が東南の空にかろうじて見えていました。今日は「春分」、太陽の出る位置や時刻の変化が最も激しいころです。72候は「雀始巣」が始まります。スズメが巣を作り始めます。
2020年3月 21日 旧暦 2/27
雲一つない快晴の空に赤く丸い太陽が昇って来ました。春霞で光が遮られているようでサングラス無しでもしっかり見ることができました。土曜日のせいか赤灯台には十人近くの釣り客が早々に糸を垂れています。こちらの釣り客に聞くと、あちらの波止ではコノシロが混じって釣れているのだそうです。岡山のママカリ、関東のコハダに似ていると言っていました。
2020年3月 22日 旧暦 2/28
東西に延びる飛行機雲が茜色に染まっていましたが、太陽は姿を見せませんでした。朝早くから20人を超える釣り客が港のあちこちで釣り糸を垂れています。若い人たちも混じって何かしら華やかで賑やかです。鵜も生簀のデッキに集まり飛込みやスキンダイビングで楽しそうで、潜っては嘴に魚を銜えて上がって来ます。
2020年3月 23日 旧暦 2/29
6時7分2秒、紅い太陽がランプロファイヤ―の山の端に姿を現しました。動画を撮っているうちに紅い太陽は白い丸に変化していました。雲が多く、播磨灘は少しうねりがありますが港の中は静かです。連休も終わり釣り客もまばら、鵜とカモメがデッキに並んでよもやま話の体です。
2020年3月 24日 旧暦 3/1
ランプロファイヤ―の山の端から紅い太陽が出てきました。6:05:44。少し冷たい北西の風が吹いていますが、里山はぽつぽつと桃色のところが増えて桜の開花が進んでいるようです。日の出位置は、1月1日から角度で30°北に移動しました。日の出時刻は1時間12分程度早くなっています。
2020年3月 25日 旧暦 3/2
冷え込みがきつい朝です。雲と山の間に紅い太陽が昇って来ました。まん丸の姿を見せた後、雲に見え隠れしながら快晴の空にたどり着きました。今日から「春分」の次候「桜始開」が始まります。桜が開き始めるころです。
2020年3月 26日 旧暦 3/3
快晴の朝、6時前の港にはカモメも鵜の姿もなく釣り人が2人アジのサビキ釣りです。紅い太陽が昇って来ました。紅く輪郭がはっきりしているのは束の間で、山を抜けるころには黄色く輝いてぼやけてしまいます。鵜の集団の到着です。少し遅れてカモメ達もやって来ました。
2020年3月 27日 旧暦 3/4
ランプロファイヤ―の山や淡路島は霧の中、虎丸山も小さく遠く霧の中です。鵜が生簀の廻りで素潜り漁に大はしゃぎ、アオサギも生簀のデッキからダイビングして一匹口にくわえて上がって来ました。
2020年3月 28日 旧暦 3/5
水平線近くの雲が明るくなってきましたが、上空には暗雲もあり雨も降り、日の出は見られませんでした。淡路島、小豆島、虎丸山も霧の中です。港には鵜が十羽、釣り人は二人から少しずつ増えて来ています。
2020年3月 29日 旧暦 3/6
雲が動いていて北の地平線あたりは明るくなって来ましたが、太陽は雲の遠く向こうのようです。太陽が姿を見せない日が3日目になりました。釣り人が7~8人来ています。鵜もカモメも元気です。
2020年3月 30日 旧暦 3/7
雲が薄いところが少し茜色に変わっていましたが、太陽は姿を見せませんでした。港に鵜はまだ見えず、釣り客のウキの反応もほとんどないようです。ボートを引き上げるスロープでチドリが2匹、千鳥足です。今日から「春分」の末候「雷乃発声」が始まります。「春雷」は“虫出しの雷”とも呼ばれているようです。