2021年5月 1日 旧暦 3/20
黒い雲に見え隠れしながら紅い太陽が昇って来ました。赤灯台の下に2人、この波止に4人の釣り客です。1人は朝3時くらいに来たとのことでした。
旧三本松小学校ではヒイラギモクセイが紅い新芽を出しています。中庭のシュロに垂れ下がるように大きな花が咲き始めています。
2021年5月 2日 旧暦 3/21
二子島の北の水平線にわずかに紅く太陽が気配を見せてくれました。雨雲が播磨灘を東に移動して三本松港附近は雨と晴れの境界線です。虎丸さんの左手には下弦の半月が残っていました。
旧三本松小学校ではようやく南棟東花壇の白のツバキが咲きました。運動場の西門の向こうにあざやかに虹がかかっていました。今年初めて見る虹です。
2021年5月 3日 旧暦 3/22
5時12分、雲の中に太陽が姿を見せました。冷たい風が吹いています。釣り客は向こうとそことここの波止に6人です。ここの波止の人は始めて来たとのことでまだ釣果はないようです。
旧三本松小学校の中庭のサンゴジュ(珊瑚樹、アワブキ)の葉が入れ替わり、つぼみが付き始めています。ブルーサルビアが百葉箱の前で紫の花を付けていました。
2021年5月 4日 旧暦 3/23
遠く淡路島の上に太陽が昇って来ました。波止は大勢の釣り客で賑わっています。BR55(シカゴ→台北、Boeing777)が一子島の上をぐんぐんと上昇して行きました。
旧三本松小学校の北棟の北でモッコク(木斛)につやつやの新しい葉が出てきていました。モッコクは庭木の王様だそうです。南棟の西側にシャリンバイ(車輪梅)が白い花を付け始めています。
2021年5月 5日 旧暦 3/24
東の空が少し明るくなりましたが太陽の気配はありません。釣り客は一人、鳥も一羽だけです。パラパラと雨が落ちて来ました。
旧三本松小学校の玄関ではクスノキの衣替えが終わったようです。運動場側のフェンスの下でオオムラサキツユクサ(大紫露草)が紫色の花を付けていました。英語名の別名はlady‘s tearsというのだそうです。
2021年5月 6日 旧暦 3/25
水平線に横たわる雲の上にしばらくして太陽が出て来ました。釣り客は2人です。JL30(デリー→羽田、Boeing787)が飛行機雲を残しながら残月の下を東へ通り過ぎて行きました。
旧三本松小学校の南棟の南のクスノキの下にピラカンサ(和名;トキワサンザシ。英名;Firethorn)が白い花を付けていました。棘が痛い木です。
2021年5月 7日 旧暦 3/26
雲の切れ間に太陽の光が少し見えました。三本松港の上空は雨雲がかかり今にも振り出しそうです。釣り人達はもう糸を垂れていました。
旧三本松小学校ではミカンの木に白い花が咲き始めていました。今日から木の幹を撮って行こうと思います。まず、中庭のケヤキ(欅)です。色は灰紫褐色、樹皮が薄く剥がれ落ちるようであばたができています。強靭で狂いが少なく耐久性もあるということで木材としても最良の樹木のようです。
2021年5月 9日 旧暦 3/28
太陽が二子島の向こうの霧の中に浮かび上がって来ました。漁船がエンジン音も高らかに出港していきました。波止には8人の釣り客がもう糸を垂れています。赤灯台にも3~4人います。日曜日の三本松港は賑やかです。
旧三本松小学校ではシャリンバイ(車輪梅)の白い花が満開です。美しい花です。今日の樹木の幹は、玄関通路左のクスノキ(楠)です。この木が6~7本ある三小のクスノキの中で一番太いようで周囲が154㎝ありました。昨日のケヤキの幹の周囲は135㎝でした。
2021年5月 10日 旧暦 3/29
快晴の空に太陽が姿を見せました。気温は12℃、少しヒヤッとした朝です。釣り客は2~3人、漁師さん達が網の準備をしていました。
旧三本松小学校の今日の樹木の幹は玄関入ってすぐ右手のフェニックス(カナリーヤシ)です。幹はごつごつして年を重ねているという感じです。周囲は175㎝ありました。オリーブに小さいつぼみが付き始めています。
2021年5月 11日 旧暦 3/30
定刻から20分も経って曙色の雲を背景に太陽が姿を現しました。釣り客は2人、静かな朝です。
旧三本松小学校の今日の幹は玄関通路右のヤマモモ(山桃、楊梅)の雄株です。周囲は105㎝ありました。ヤマモモは隣県徳島県の県木で雌株には暗紅紫色の小さい実がたくさんなります。食べると松脂のにおいが少しします。中国ではヤンメイ(楊梅)といい、日持ちがしないのでドライフルーツも売られています。
2021年5月 12日 旧暦 4/1
太陽が雲の向こうを昇って行きました。東南の風が強く波がうねりながら防波堤に押し寄せてきています。釣り人らしき3人が赤灯台でしばらく談義して帰って行きました。
旧三本松小学校の今日の樹木の幹は北棟北のトウカエデ(唐楓)です。幹の周囲は105㎝でした。
花は職員室の南のヘンルーダです。6~7月の開花期に花が付いたまま茎葉の全草を採取して陰干し後、日干しにして乾燥したものを芸香(うんこう)と呼び、生薬になるようです。使い方はヘンルーダ,ルー,芸香(うんこう),Rue,Ruta graveolens,ミカン科ヘンルーダ属 (e-yakusou.com)を参照ください。
2021年5月 14日 旧暦 4/3
水平線が怪しく紅く染まり太陽が姿を見せました。太陽は水平線の間隙を舞台に霧とのコラボを終え雲の中に退場です。珍しい光景でした。FX9198(上海→オークランド、Boeing777)のエンジン音が雲の上を通り過ぎて行きました。釣り客が向こうの波止に2~3人です。
旧三本松小学校の今日の樹木の幹はイチョウ(銀杏)です。胴回り125㎝です。花は白のブルーサルビア(Salvia farinacea)です。farinaceaは粉を吹くという意味で、昭和初期は化粧サルビアと呼ばれていたようです。中庭の花壇です。
2021年5月 15日 旧暦 4/4
雲が掛かってさながら太陽のランプです。釣り客があちこちで6人ばかり、朝食を持った若い散歩客もいて華やかです。藤井さんが、引田の方ではイワシがたくさん釣れていると教えてくれました。
旧三本松小学校の今日の樹木の幹は桜です。かなり朽ちていて丸い幹ではありませんが、周囲は183㎝ありました。花は、南棟の南の花壇のマリーゴールド(孔雀草)です。赤いのはバーベナ(美女菊)です。
2021年5月 16日 旧暦 4/5
逞しい雲です。太陽は見られませんでした。釣り客の姿はまだなく、静かな三本松港です。
旧三本松小学校の樹木の幹は西門の花壇の角のヒマラヤ杉です。周囲は117㎝でした。花はクロタネソウ(学名Nigella)です。南棟の南の花壇です。
2021年5月 17日 旧暦 4/6
淡路島の上空には青空がありましたが、島は雲に覆われ、太陽は見られませんでした。釣り客は一人、小豆島の方から暗い雨雲が近づいて来ていて、雨が降って来ました。
旧三本松小学校の樹木の幹は東の道路沿いの松です。周囲は117㎝でした。花はドクダミ(別名;ドクダメ(毒矯め))、中庭の温室の入り口付近です。特有のにおいがありますが毒はなく、生薬名を十薬といい、三大民間薬の一つに挙げられています。
2021年5月 18日 旧暦 4/7
あちこちの雲の晴れ間から光がさざ波の海を照らしています。空はどの方角も曙色に染まっていました。太陽がわずかの雲の合間に姿を見せました。
旧三本松小学校の樹木の幹は北棟北のスギ(杉、Cryptomeria japonica)です。胴回りは83㎝です。北海道北端から屋久島まで日本国中の分布する日本原産の常緑針葉樹です。根を深く伸ばす性質があり土砂災害に強い森林づくりに適していますが、挿し木では直根が出ずダメだそうです。中庭の温室の前で紫陽花が蕾を付け始めています。
2021年5月 19日 旧暦 4/8
雲が空を覆い、霧が海山に薄くかかっています。赤灯台は6~7人の釣り人で賑やかです。ルアー釣りの若者だったようです。タコ釣りも始まっています。
旧三本松小学校の樹木の幹は、中庭のクロガネモチ(黒鉄黐)です。幹の胴回りは82㎝でした。縁起のいい木として庭木に好まれ、お隣の三木町の町木です。花はベニバナサルビア(別名;コクネシア)です。中国名は朱唇(Zhūchún)です。
2021年5月 20日 旧暦 4/9
雲と霧で空も太陽も虎丸さんも見えません。釣り客も見えず、散歩客がちらほら、上空をCK248(関空→上海、Boeing747、Cargo便)の爆音が遠ざかって行きました。
旧三本松小学校の樹木の幹は、プールの東側の貝塚です。胴周りは104㎝でした。贈昭和46年度卒業生の石碑がありました。花はクロガネモチ(黒鉄黐)の花です。雌雄異株でこれは雌株です。淡い紫色で6枚の花弁の真ん中に黄緑の丸いのが雌しべです。
2021年5月 22日 旧暦 4/11
雲の向こうから太陽がゆっくり昇って来ました。釣り客もちらほらです。養殖生簀の作業が始まっています。
旧三本松小学校の樹木の幹はソテツ(蘇鉄)です。胴周りは93㎝でした。南棟東側に5~6株植えられていて見事です。ソテツは根に珊瑚状も根粒を持ちここに窒素固定能を持つ藍藻類を共生させているので窒素分の少ない土地でも生育できるのだそうです。花はスタージャスミン(唐テイカカズラ)です。北棟北の貯水槽の西側です。白い星型の小さい花で、ジャスミンとは形や匂いが似ていますが違う種類だそうです。
2021年5月 23日 旧暦 4/12
淡路島の向こうの雲の上から紅い太陽が出て来ました。日の出時刻は5時を切りました。これから最6月13日(日)の4時50分まであと10分早くなります。釣り客は波止と西の港では7~8人ですが、東の大型船の着く港では30人以上のサビキ釣りの釣り客で賑わっていました。
旧三本松小学校の樹木の幹は水市営ゆかりのナツメ(棗)、胴回りは72㎝です。このナツメは生命力が強いようであちこちでアスファルトを持ち上げて割り、芽を出しています。花はランタナ(和名;シチヘンゲ(七変化))、玄関の北側のフェニックスの下です。
2021年5月 24日 旧暦 4/13
太陽半個分の淡路島と雲の合間に太陽が姿を見せ、消えていきました。今朝もイワシ狙いの釣り客が集まって来ています。きのうの日曜日は大漁で皆大きいマイワシを最低100匹は釣って帰ったとようです。
旧三本松小学校の樹木の幹は北棟北のクヌギ(橡)です。灰色で縦に細かく筋が入っています。胴回りは72㎝でした。花はツツジ(躑躅)です。正門入って右の花壇が見事です。
2021年5月 25日 旧暦 4/14
朝焼けが奇麗でした。この港は5時前には1人だった釣り人も5時半頃には20人近くまで増え、皆イワシ釣りに大童です。一度に6~7匹釣れるときもあり、猫たちも分け前にあずかっていました。
旧三本松小学校の樹木の幹は北棟北のコナラ(小楢、英名Konara Oak)です。胴回りは65㎝、縦に裂け目ができていて、クヌギより彫りが深い感じです。
2021年5月 26日 旧暦 4/15
日の出を済ませた太陽が雲に隠れようとしていました。今朝もイワシ狙いの釣り客20人ばかりで賑やかです。この波止には朝3時から来ているというチヌ狙いの釣り客もいました。
旧三本松小学校の樹木の幹はキンモクセイ(金木犀、中国名;丹桂)です。中庭の温室の横で、胴回りは55㎝、この幹の様子が動物のサイ(犀)の皮膚に似ていることからモクセイ(木犀)の名が付いたようです。花はイワダレソウ(岩垂草)です。南棟の南の花壇に咲いています。
2021年5月 28日 旧暦 4/17
4時55分、紅く染まった淡路島の山の端の雲から太陽が姿を見せました。播磨灘も紅く照らされています。潮順も良さそうで15名ほどの釣り客がイワシ釣りで賑やかです。釣る人と外す人の分業のチームもあります。
旧三本松小学校の樹木の幹はイロハモミジ(いろは紅葉、学名Acer Palmatum)です。中庭の赤澤正寛翁90歳の記念庭園の1本です。胴回りは61㎝。その横に、ヒメジョオン(姫女苑)が小さい花を付けています。ヒメジョオンは1つの株に寿命35年以上の47,000個以上の種子を付けるのそうです。
2021年5月 29日 旧暦 4/18
紅くなった雲の合間に太陽が姿を見せました。虎丸山の上には2日前に皆既月食の大役を終えた月が残っています。港は、釣り場の制限がなされたようで窮屈そうにイワシ釣りを楽しんでいました。
旧三本松小学校の樹木の幹は、チシャノキ(萵苣の木)です。縦に裂けています。花はゼラニウムです。今年も保井コノ先生の像の下に紅い花を付けていました。
2021年5月 30日 旧暦 4/19
太陽が雲を紅く染めていました。月も残っています。日曜日の朝です。釣り人達も今朝は30人くらいあちこちに見えています。漁船も出航していきました。
旧三本松小学校の樹木の幹は、ゲッケイジュ(月桂樹、英語Nobel Laurel、仏語Laurier)です。葉や実は生薬として用いられます。花はナンテン(南天)です。これも葉も実も生薬として用いられます。南棟の南の花壇で小さい花を付けています。